家を探すとき、その地域にはどんな学校があるか、気にならない親はいないだろう。日本は、公立の小・中・高校に「学区」という制度があり、住んでいる地域で、入学できる学校が決まってくるのは、ご存じの通り。そのため、不動産の広告には、「この住宅は○○小学校の学区に位置します」といった記述が見られることになる。建前でいけば、公立の小・中学校にレベルの差はない。が、実際には差があると多くの人が感じており、事実、ある中学校はいじめや校内暴力の問題があるが、隣の中学校にはない、という差が生まれたりしている。親としては、いじめなどの問題がなく、教育熱心な先生がそろっている学校に入れたいところだ。今住んでいる場所の近くで家を買うなら、地域の学校についての知識もあるので、問題はないだろう。しかし、まったく知らない場所に家を買う場合は、学区内にどんな公立の小・中学校があるかを調べる必要がある。そこでまず、不動産会社や建築会社の営業マンに聞く方法がある。評判のよい学校があれば、営業マンは声を大にして説明してくれるだろう。「この学区の小学校はいいですよ。あの小学校に子供を入れるため、わざわざ引っ越してくる人もいるくらいです」などという具合だ。しかし、評判の芳しくない学校の場合、営業マンは「わかりません」とか、「普通ではないですか」というくらいだ。そのため、営業マンがほめなければ、その学校はさらに調べてみる必要がある。家を買おうとする地域の公立小・中学校はどんなところなのか。これは、見ず知らずの人に手軽に聞ける問題ではない。赤の他人にいきなりそんなことを聞かれても、「さあ、よく知りませんが」と明言を避けるのが、普通の人の反応だ。そこで、正しい情報を手に入れたいなら、その場所に住んでいる人をなんとか探し出して本音を聞き出すのが一番だ。学校問題に限らず、住んでみてはじめてわかる地域の特性というものがある。その特性を住む前に知るには、すでに住んでいる人に聞くしかない。もし、住んでいる人が見つがらなければ、付近に住んでいる人からさらに情報網を広げていこう。そうすれば、なんとか事情に通じた人が見つかるものだ。ただ、ここで気をつけなければいけないのは、学校の質は短期間に変わるということ。荒れていた中学校が、校長が代わったのを機に教育熱心な学校に変わった、ということが少なくない。もちろん、その逆もあるため、最新の情報を得るように心がけたい。
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