休日は静かだった丸の内が活力のある街に

2011.09.30

建替え前延床面積六万八二〇〇平方メートル→建替え後延床面積一五万平方メートル。建替え前の「東京ビル」は九階建てのビルで、容積率は八〇〇パーセント。これが用途地域の見直しなどによって一三〇〇パーセントまでアップしていたが、さらに平成一三年に「特例容積率適用区域制度」が施行された。辰野金吾設計の東京駅は保存すべき歴史的な建造物と指定されている。JR東日本の所有だが一部を復元して保存することが決められていた。そのため東京駅では、使えない容積率の部分を移転して一七二一パーセットまで引き上げたという経緯がある。さらに、余った容積を後にふれる「グラントウキョウノースタワー・サウスタワー」にも移転した。東京駅の所有者であるJR東日本は、「グラントウキョウ」では事業主だが、「東京ビル」では三菱地所と共同事業者となり計画に参加、竣工後は三菱地所とビルを共有し、賃料収入を得ている。この「東京ビル」は建替えによって約二・一倍の延床面積の超高層ビルとなり、三菱電機、JPモルガン、日興コーディアル証券グループなどが入居、フル稼働でのオープンとなった。そして、地下一階から三階までは商業ゾーンが設けられ、エンターテイメントレストランの「コットンクラブ」、スパ、託児所など二九のテナントが入居した。それらのテナントは土日も夜一一時まで営業する。夜間や、休日は静かだった丸の内が活力のある街に変わりつつある。

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